白川橋【土木学会選奨 土木遺産】

2008.11.25 (Tue)
白川橋5
 晩秋の3連休、意外と身近にまだ見ていない土木遺産の橋が点在しているのを思い出し、一筆書きルートのドライブに出かけることにした。今回は一人で走ることになったが、安いホテルを探せば、高速道路料金を我慢するだけでおつりがくるということで、最初は日帰りかせいぜい1泊だけと思っていたが、少し欲張れば別の橋にも行けるなどと欲が出て、700キロあまりの2泊3日の行程となってしまった。
白川橋1
 最初に立ち寄ったのが高山本線の白川口駅前の飛騨川に架かる『白川橋』。大正15年に架けられた年代物である。鋼トラス主塔をゆうする吊り橋で、鋼トラスの補剛桁とを組み合わせた他に見ることのできない形式の橋であった。
白川橋6
 橋長115m(支間長74.4m)、幅員4.0mの鋼橋は、今でこそ歩行者専用のモニュメント的な存在となっているが、架橋当時は日本有数の吊り橋で、この上をバスなどの車両が通行していたと案内板に書かれていた。
白川橋4
 大正時代は、鉄というものが貴重品で、現在のように溶接技術もなかったのだと思われる。だから、橋のために特別注文の大きな断面の鋼材を創ることができず、市販のアングル材を組み立てて橋を造ったのだろう。
白川橋3
 飛騨川は大きな岩がゴロゴロしていて水際が樹木に包まれており、今や盛りの紅葉を見渡す場所としても、橋の上にたたずむことが気持ちよい場所であった。維持費などがかかるだろうけれども、貴重な土木遺産として大切に保存していってもらいたい。
白川橋2

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